半導体分野将来基金表彰（名取研二賞）
半導体分野将来基金表彰は，筑波大学名誉教授であられた名取研二先生が2021年にご逝去され，翌年，先生の御遺産を原資として，奥様である名取晃子先生（電気通信大学名誉教授）から応用物理学会にご寄附をいただき，それを基金として設立された半導体分野将来基金の新しい事業として2023年に設立されました．
名取研二先生は，シリコン系半導体マイクロエレクトロニクス，パワーエレクトロニクスの両分野において，産業界および大学において大きな功績を残された方であり，その功績は基礎的な観点だけでなく産業技術的な観点からも顕著な貢献を残されています．また若い方の教育にも大変力を注いでこられた方でもありました．
その点を鑑み，半導体分野将来基金表彰では，「シリコン及びその発展系」の分野において顕著な研究業績をあげ，その発展に大きく寄与した方を顕彰いたします．
