応用物理学会ダイバーシティ&インクルージョン賞(D & I 賞)
応用物理学会では,女性性研究者・技術者の活躍の場の拡大を図るため,女性研究者研究業績・材育成賞(小舘香椎子賞)(以降小舘賞と略記)を設けて顕彰してきましたが,学会の規程に従って2021年度をもって終了しました.応用物理分野における女性研究者・技術者の活躍の場は確実に広がって来ており,学生会員における女性比率は上がっているものの, いまだ一般会員における女性比率は極めて少ないのが現状です.
また,ジェンダー・ダイバーシティのみならず,多様な個性をもつ研究者・技術者が応用物理分野で活躍できるようインクルージョンを推進することも応用物理分野の裾野を広げる上でますます重要です.以上のことから,これまでの小舘賞を発展させる形で,応用物理分野で顕著な研究・開発の成果をあげた女性研究者・技術者を顕彰し,一層の活性化と飛躍を促すことで,本分野の将来を担う女性研究者・技術者を育成してジェンダー・ダイバーシティの推進を図るとともに,ダイバーシティ&インクルージョンに大きく貢献する研究または活動を行なった研究者・技術者または組織・グループの功績をたたえ,本分野の活性化を図ることを目的とした応用物理学会ダイバーシティ&インクルージョン賞を新たな顕彰制度として2022年度に設立し,今回は第2回目の公募となります.