応用物理学会ダイバーシティ&インクルージョン賞(D & I 賞) 選考規程
- 1. 本規程は,本規程3条に挙げる研究・活動分野において顕著な業績・功績をあげた応用物理学に関連する研究者・技術者・組織・グループに対して行う表彰に関して定めたものである.
- 2. 応用物理学会ダイバーシティ&インクルージョン賞の選考はダイバーシティ&インクルージョン委員会(以下,D&I委員会という)に選考委員会を設け行う.選考委員会は,D&I委員会が委嘱した選考委員長および若干名の選考委員をもって構成する.
- 3. 表彰対象となる分野は,a) 応用物理学に関する研究業績分野, b) ダイバーシティ&インクルージョンに関する研究あるいは活動分野とし, a) については「女性研究者研究業績賞」(以下,研究業績賞という),及び「女性研究者研究奨励賞」(以下,研究奨励賞という)の二部門を設ける.また, b) については「ダイバーシティ&インクルージョン貢献賞」とする.
- 4. 本表彰は,応用物理分野のダイバーシティ&インクルージョンの観点から, a) については応用物理分野で顕著な研究・開発の成果をあげた女性研究者・技術者を顕彰し,一層の活性化と飛躍を促すことで,本分野の将来を担う女性研究者・技術者を育成してジェンダー・ダイバーシティの推進を図り,b) については,応用物理分野においてダイバーシティ&インクルージョンに大きく貢献する研究または活動を行なった研究者・技術者または組織・グループの功績を讃え,本分野の活性化を図ることを目的とする.
- 5. 表彰対象者は,研究業績賞と研究奨励賞は女性研究者・技術者であり応用物理学会会員および分科会会員とする.ダイバーシティ&インクルージョン貢献賞は,研究者・技術者については応用物理学会会員および分科会会員,組織・グループの場合は原則として応用物理学会会員あるいは分科会会員を含むものとする.また,研究奨励賞の対象者は,表彰年度の4月1日時点で,満40才未満の者とする.
- 6. 表彰は,毎年,研究業績賞およびダイバーシティ&インクルージョン貢献賞はそれぞれ1件以内,研究奨励賞は若干名とし,応用物理学会春季学術講演会で表彰する.研究業績賞と研究奨励賞は応用物理学会春季学術講演会で特別招待講演を行い,ダイバーシティ&インクルージョン貢献賞は応用物理学会機関誌に随筆を掲載する.
- 7. 選考委員会は,毎年一般公募による自薦または他薦に応じた者・組織・グループ,および本賞の選考委員が推薦した者・組織・グループの中および過去3年間の候補者の中から受賞者を選考する.D&I委員会は選考委員会の選考内容に基づき推薦者を決定し,推薦理由を付して理事会に推薦する.
- 8. D&I委員会委員長および選考委員長はその在任中は推薦者および候補者になれない.
- 9. 選考委員が候補者を推薦した場合,該当する賞部門の選考の議決に参加してはならない.また,選考委員が候補者として推薦された場合は,当該年度は選考委員または候補者のいずれかを辞退する.
- 10. 選考委員は選考内容についてこれを口外してはならない.
- 11. 理事会は,D&I委員会の推薦結果を審議し,受賞者を決定する.
- 12. 理事会は,受賞者決定後すみやかに該当者に通知し,かつ応用物理学会機関誌および本会ホームページに公示する.
- 13. 受賞者には,賞状を授与し,記念品を贈呈する.
- 14. 表彰は,表彰時点における応用物理学会会長名で行う.
- 15. 本規程は,総務担当理事の承認を経て改正することができる.
付則
- 本規程は2022年5月13日より施行する.(2022年5月13日 理事会承認)
- 2024年4月24日 改正 総務担当理事承認