光工学業績賞・功績賞(高野榮一賞) 規程
1. 本規程は,高野榮一氏の応用物理学会への寄付金をもとに,下記研究分野において,顕著な研究業績をあげ当該分野の発展に寄与した者,当該分野の学問や産業の発展に長年にわたり貢献した者に対して行う表彰に関して定めたものである.
2. 表彰対象研究分野は光工学における卓越した技術や先進的な学術に関わるものとし,名称を「光工学業績賞・功績賞(高野榮一賞)」(以下,本表彰という)とする.
3. 本表彰は,2項の研究分野において,新しい技術の開発,発明,新原理の発見,または卓越した実証システムの構築等において顕著な業績をあげた者に対して業績賞,当該分野の学問や産業の発展に長年にわたり貢献した者に対して功績賞を授与し,その業績,功績をたたえることを目的とする.
4. 受賞対象者は,原則,主として日本国内で研究活動を行う応用物理学会会員および分科会会員とする.
5. 表彰は,業績賞および功績賞のそれぞれについて毎年1件以内とし,原則として,応用物理学会春季学術講演会で表彰を行う.
6. 受賞者には,賞状を授与し,記念品および賞金50万円を贈呈する.
7. 表彰は,応用物理学会光工学業績賞・功績賞(高野榮一賞)表彰委員会委員長名および応用物理学会会長名で行う.
8. 表彰対象者は,業績賞においては自薦または他薦による一般公募に応じた者,本表彰委員会委員が推薦した者,および過去2年間表彰候補となった者の中から選ぶ.また,功績賞においては,本制度が円滑かつ定常的に実施されるように本表彰委員長が委嘱した推薦委員から推薦された候補者,および過去2年間表彰候補となった者の中から選ぶ.
推薦委員は,本表彰委員会委員,高野榮一光科学基金委員会委員,本功績賞受賞者,応用物理学会フォトニクス分科会幹事経験者の中から,高野榮一光科学基金委員長と協議により決める.また,この他本表彰委員長が適当と認めた者若干名を委員とする.9. 選考規程は,別途定める.
10. 本表彰の設立資金は高野榮一氏の寄付金とし,賞の運営に必要な基金が不足した場合は本表彰を廃止する.
11. 本規程は,光工学業績賞・功績賞(高野榮一賞)表彰委員会および高野榮一光科学基金委員会の議を経て,応用物理学会総務担当理事の承認をもって改正することができる.
付則
- この規程は2017年5月12日より実施する.
- 1. 2018年6月28日 第8条改正,総務担当理事承認