特別シンポジウム 応用物理分野で活躍する女性達 -第4回 プラズマと応用技術編-

主催
応用物理学会
日時
2016年3月21日(月,祝日) 13:00 〜 17:50
場所
東京工業大学 大岡山キャンパス H101会場
参加費
無料
趣旨
2013年3月に始まった春のシンポジウム・シリーズ「応用物理分野で活躍する女性達」は,応用物理学会・男女共同参画委員会が企画する重要なイベントのひとつであり,委員会が目指す「多様な人材が個々の能力を発揮して活躍できるソサエティの確立」を支援するための一事業として行っています.過去の3回は,太陽電池,フォトニクス,バイオエレクトロニクスを取り上げ,いずれも大きな反響を頂いております.今回はプラズマと応用技術編として,応用物理学会の中でも歴史があり,幅広い応用が広がっている注目度の高い分野で開催することとなりました.
本シンポジウムは,質の高い研究成果を成し遂げた女性研究者が一堂に会するという学術上,研究上の目的だけでなく,世界的なリーダーとして活躍する研究者や,新しいインパクトの高い技術で社会に貢献する研究者など,さまざまなロールモデルを広く多くの応用物理学会員へ紹介することを目的としています.女性研究者のキャリアパスは,ロールモデルの欠如や様々なライフステージにおける不安などのため,なかなか将来を見通すことが難しく,また相談できる研究者が近くにいないため孤立しやすいといった様々な課題を,個々の研究者が抱えていることが知られています.本シンポジウムでは,基調講演による問題提起,招待講演による活躍する女性達の実例の紹介,さらには女性研究者とのコミュニケーションの機会を提供することで,女性研究者が直面する様々な障壁を解決することのヒントとなることを願って企画するものです.
プログラム
  • 13:00〜13:05 はじめに:増田 淳(産総研)
  • 13:05〜13:15 会長挨拶:応用物理学会会長
  • 13:15〜14:15 特別講演 物理/工学/フォトニクスにおける女性の活躍
    伊賀 健一(東工大名誉教授/前学長)
  • 14:15〜14:40 プラズマを応用したポリマー表面処理技術とバイオデバイス創製
    高井 まどか(東大)
  • 14:40〜15:05 プラズマ表面改質による生体材料の高機能化
    大矢根 綾子(産業技術総合研究所)
  • 15:05〜15:15 休憩
  • 15:15〜15:40 プラズマプロセスを用いたチタンおよびその合金の生体適合性向上
    稗田 純子(東工大)
  • 15:40〜16:05 プラズマ誘起気泡によるバイオメディカル応用
    山西 陽子(芝浦工大/JSTさきがけ)
  • 16:05〜16:30 DLTS法による半導体材料へのプラズマエッチングダメージ評価
    竹内 和歌奈(名大)
  • 16:30〜16:55 次世代電力機器開発に向けた高電界現象の理解とその制御
    熊田 亜紀子(東大)
  • 16:55〜17:00 休憩
  • 17:00〜17:50 パネルディスカッション
    司会:為近 恵美(NTT-AT)
    パネリスト:伊賀 健一(東工大),高井 まどか(東大),中島 寛(NTT),根本 香絵(NII)
問い合わせ先
公益社団法人 応用物理学会
TEL : 03-5802-0862
E-mail : obgmembership