応用物理学会特別シンポジウム 産学協働研究会設立シンポジウム (春季学術講演会:2015/3/12)
- テーマ
- 産学協働研究会設立シンポジウム
-日本のモノづくり再生に向けた産学官共鳴場の創成を目指して- - 主催
- 応用物理学会 人材育成委員会
- 開催期日
- 2015年3月12日(木) 13:30 〜 17:30
- 開催場所
- 東海大学湘南キャンパス 6号館6B-102教室 会場案内
- 参加費
- 無料
- 企画の趣旨および内容
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応用物理学会の設立当初からの特徴である産業界と学界の協働が,いま危機に瀕しています.バブル崩壊後の産業界の業績低迷から応物学会における企業発表数が激減するなか,大多数が大学など公的研究機関によるものとなった発表は,多くが産業や市場の指向性から乖離するものとなってしまい,この結果,企業からの学会参加者が更に減少するという悪循環に陥っています.すなわち応物学会は,その本来の目的の一つである産学連携の場としての機能を急速に失っていると言うべきです.この機能不全を立て直し,産学協働を通して科学技術の発展に貢献することを目的として,新たに産学協働研究会の設立を提案するに至りました.2015年1月に予定しているこの研究会設立を,広く学会内に知らしめ活動の端緒とするため,本シンポジウムの開催を企画しています.
産学協働研究会のキックオフシンポジウムと位置付けられる本シンポジウムでは,まず研究会発足の経緯と今後の構想を世話人が述べた後,研究会の目的の3本の柱:(1) 産学協働を科学する,(2) 産学協働を実践する,(3) 官に提言する —— に対応し,各界を代表してご講演をいただきます.まず,わが国の産学連携課題提示を切り口として産学連携論の可能性を論じていただき,続いて,官の立場からは,文科省における産学連携政策についてご紹介をいただく予定です.また,大学,企業の立場からそれぞれ実践例をご紹介いただきます.最後に,講演者によるパネルディスカッションを行い,参加の応物学会員と共に,今後の産学協働について本音で議論する場とします.
このシンポジウム開催によって,現状に対する危機感及びこれを克服する強い意思を広く学会員と共有し,産学協働研究会が会員を獲得し活動を始める端緒としたいと考えています.
- プログラム
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13:30〜13:35
開催挨拶:
保立和夫(応物学会副会長,東京大学) -
13:35〜13:50
産学協働研究会設立の経緯と構想:
末光眞希(東北大学) -
13:50〜14:30
日本のサイエンス・イノベーション・ファンド政策の根本的な誤り:
山口栄一(京都大学) -
14:30〜14:50
国家財政と科学技術イノベーション-産学連携の観点から-:
片山健太郎(財務省) -
14:50〜15:10
産学連携の政策的意義:
坂本修一(文部科学省) - 15:10〜15:25 休憩
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15:25〜15:55
半導体産業ビジネス現場から見た産学連携への一考察— 化合物半導体デバイスにおける日米比較から学ぶ —:
乙木洋平(日立金属) -
15:55〜16:25
集積エレクトロニクス領域における産学連携拠点の現状とチャレンジ:
遠藤哲郎(東北大学) - 16:30〜17:20 パネルディスカッション テーマ「産学連携とファンド」
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17:20〜17:30
閉会の挨拶:
堂免 恵(湧志創造)
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13:30〜13:35
開催挨拶:
- 問い合わせ先
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公益社団法人 応用物理学会
TEL : 03-5802-0861
E-mail : obgmembership