理系出身の女性たち Vol.10 応用物理学会 男女共同参画
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後輩へのメッセージ
研究開発は成果主義である場合が多いですが,時間管理でないという点で,男女ともに仕事と家庭の両立を目指せる良い仕事だと思います.
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理工系に進んだきっかけ
進路選択の機会に常に自分が苦手とする方向に進んでしまいました.苦手でない道に進むのは,苦手なことから目を背けるようで,なんだか気持ちが悪かったのです.こんな意味のない選択の末に現職に付いているのですが,周りからは適職と言われるので,そんなものかなと思っています.
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転機や飛躍に関するエピソード
30歳のときの一年弱,出産と育児で仕事から離れました.復職できたのは,職場の仲間の理解や家族の協力があったからこそ.それ以降,仕事の優先度は,会社や家族にとっての価値に基づいてつけるようになり,迷わなくなると同時にやる気にもつながりました.
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プロフィール
経歴
- 1993年東北大学理学部化学第二学科卒
- 1995年東北大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了
- 1995年株式会社東芝入社 研究開発センターにてディスプレイ関連の研究開発に従事
- 2012年デザインセンター兼務,UX(ユーザー体験価値)視点の製品開発プロセス確立に従事
理学修士
仕事の分野
3Dディスプレイの研究開発
受賞
- 2005年「光設計優秀賞」受賞((社)応用物理学会)
- 2005年「神奈川県発明考案展覧会 川崎市長賞」受賞(神奈川県発明考案展運営協議会)
- 2007年「技術振興賞 開発賞」受賞((社)映像情報メディア学会)
- 2010年「発明協会/全国発明表彰21世紀発明賞(第二表彰区分)」
「日経PB社/ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011大賞」 - 2011年「文部科学省/平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)」
「映像メディア学会/丹羽高柳賞業績賞」
「APEC Women and the Economy Sumit/女性イノベータ表彰」