応用物理ハンドブック【第2版】

  1. 応用物理ハンドブック 第2版 Web公開にあたって
  2. 第2版の編集にあたって

  1. 光技術
  2. 量子エレクトロニクス
  3. 超伝導
  4. 物理分析技術
  5. 表面
  6. 薄膜
  7. 結晶成長,評価技術
  8. 半導体の基礎物性
  9. 半導体デバイス
  10. 半導体製造技術
  11. アモルファス半導体
  12. 磁性材料
  13. 有機分子材料・バイオ関連技術
  14. 計測技術
  15. 極端環境技術

第9章 半導体デバイス

半導体デバイスは現代のエレクトロニクスと情報ネットワークを支える重要なハードウェアである.情報エレクトニクス技術の発展は半導体デバイスの急速な進歩に負うところが大きい.

ここ十年間の半導体デバイスの進展にはとくに著しいものがある.半導体デバイスの中核であるトランジスタや集積回路の性能が大幅に向上し,以前は予想できなかった応用分野も展開している.新しい半導体材料や新規な構造を採用した各種デバイスが開発されて実用に供されるようになった.また次世代に向けて半導体に量子現象を積極的に利用する新デバイスの開拓が進んでいる.

今回の改訂にあたっては上記の動向に留意し,半導体デバイスの体系を把握しやすいように節の項目を構成した.それぞれの項目では各デバイスの概要と現況を簡潔に記述してある.ただし半導体デバイスの性能は常に向上を続けているので,特性データなどについては最新の学会発表や学術論文をあわせて参照することが望ましい.

ダウンロード (6.7MB)