資源・エネルギーの循環が人も自然も豊かにする社会
このビジョンは,資源・エネルギーの循環を基盤として,人と自然の双方が豊かになる未来社会の姿を描いたものです.
既存技術の発展による高効率な風力発電に加え,光を通しながら発電もできる窓に,振動や熱を電気に変える歩道など,環境発電技術によって都市そのものが電気を産み出す機能を持ちます.さらに,宇宙空間での太陽光発電や,太陽と同じ原理で発電するフュージョンエネルギー施設など,持続可能な発電システムが未来社会の基盤となっています.
産み出した電力は,超伝導ケーブルやパワー半導体を利用した効率的な送電システムや,マイクロ波・レーザー光を用いた遠隔地への無線送電など,新たなエネルギー供給技術によって社会全体へと供給されます.これにより,近づくだけで充電できるワイヤレス給電スポットが家庭や都市のいたる所に設置され,コンセントから解放される社会が実現します.
便利な未来社会だからこそ,生き物が暮らす自然環境の保全は重要です.海水や排水の浄化による水資源の確保に加え,大気中のCO2や廃棄物を資源として再生することで,限りある資源を循環して利用します.さらに,微小な粒子によって日照や気候を制御する技術や,自然環境を継続的に観測・制御するシステムにより,地球環境と人間社会との調和が保たれます.
こうした電力・環境資源の高度な監視・制御システムは,超高性能半導体や量子コンピュータによって支えられます.これにより,未来社会では資源・エネルギーが社会と自然環境の間を循環し,人と自然の双方に持続的な豊かさをもたらします!





