人財育成・教育事業委員会では,若手・女性研究者の抱える問題について議論し支援するために,これまで10回を越えるミーティング/シンポジウムを開催するとともに,キャリアエクスプローラ(CE)マーク・イラストの導入,講演会託児室の設置,学術講演会における「博士のキャリア相談会」等を実施してきました.また,昨年はミーティング資料として「応用物理分野のキャリアデザイン」を作成し,応物会員の多様なロールモデルを提示しました.
今回のミーティングでは,若手・女性研究者のネットワーク作りにおいて,学会に求められること/学会ができることは何かついて考えます.有効なネットワークを構築することは,研究のうえでも,キャリアデザインのためにも大きな効果があります.企業・大学・研究所等多様な機関に属し,多彩な研究分野にわたる会員を擁する本学会が,若手・女性会員のためのネットワーク作りに果たすべき役割は大きいと考えます.
プログラム前半では,数名の方から話題提供として,若手・女性研究者の抱える問題や必要としていること,具体的支援活動を通じたネットワーク作りの取り組み等について紹介していただきます.後半では参加者全員でのディスカッションを通じ,学会の中でネットワークを作ることのメリットは何か,どのようなネットワークを作ることが会員にとって役立つか,等について議論し,今後の具体的取り組みのための足掛かりとしたいと考えています.皆様奮ってご参加下さい.
- 主催:応用物理学会 人財育成・教育事業委員会
- 日時:2011年8月31日(水)16:30〜18:30
- 場所:山形大学・小白川キャンパス(秋季学術講演会会場)
基盤教育棟1号館3階135番教室
- プログラム:
- 16:30〜16:35
- 応用物理学会会長挨拶
白木 靖寛(都市大)
- 16:35〜16:40
- 企画趣旨説明
山田 明(東工大)
- 16:40〜16:50
- 1.山形大学における若手女性研究者の抱える問題と支援
木村 松子(山形大)
- 16:50〜17:00
- 2.産総研イノベーションスクールの取り組み
美濃島 薫(産総研)
- 17:00〜17:10
- 3.研究の視野を広げるためのネットワークづくり −企業の視点から−
保原 大介(ソニー)
- 17:10〜17:20
- 4.ネットワークの重要性 −理工系学生の社会啓発活動を通じて−
野々村 知美(静岡大)
- 17:20〜18:25
- ディスカッション「学会に必要な/会員に役立つネットワークとは」
司会 小舘 香椎子(JST)
- 18:25〜18:30
- 人財育成・教育事業委員会委員長挨拶
荒木 勉(阪大)
- 参加申込:当日受付
- 参加費:無料(学術講演会に参加される場合は参加登録費が必要です)
- 定員:100名(先着順)
- 託児室:有(有料・要予約,詳細は下記URLをご覧ください)
http://www.jsap.or.jp/activities/gender/takuji/index.html
- 問い合わせ先:応用物理学会事務局 伊藤
TEL : 03-3238-1041
FAX : 03-3221-6245
e-mail : 
http://www.jsap.or.jp/