応用物理学会
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応用物理学会主催 第4回教育シンポジウム
崖っ淵の科学教育
−ものづくり、ひとづくり、くにづくりへの提言−
わが国は21世紀の国造の基本を科学技術に置き、「科学技術創造立国」として世界に貢献しようとしています。それに伴って科学教育の分野では、ものづくりおよびこれに関わるひとづくりを重視したしたさまざまな教育活動が行われようとしています。応用物理学会も、これまで他学会や教育機関と連携を深めながらものづくり教育に取り組んできました。しかしながら、小・中学校および高等学校での科学教育、とりわけ物理教育・ものづくり教育には深刻な問題があることが明確になってきました。本シンポジウムでは、こうしたものづくり・ひとづくりのための「科学教育」の現状を把握し、課題を明確にし、それを解決するための方策を検討したいと考えます。そのため、プログラムで示すように、1)小・中学校および高等学校の理科離れ、ものづくり教育、2)技術者養成機関の高等専門学校における「ものづくり教育」、3)企業と地域の科学教育、生涯教育・連携教育について、各界や各分野の方々から現状を分析した提言を頂きます。また、それに関して総合討論会を開催しわが国の将来の展望を切り開く議論をしたいと思います。学会の枠を越えたシンポジウムにし本音で議論したいと思いますので,教育機関,研究所や企業の方々など多くの方々の出席をお待ちしております。
*本シンポジウムは”応物資金21”の援助を受けております.
期 日平成16年10月30日 (土) 10:30〜16:50
会 場東京大学駒場キャンパス 学生交流棟3F学際交流ホール,〒153-8902 東京都目黒区駒場3−8−1,京王井の頭線「駒場東大駅」下車すぐ.
プログラム
10:00 受付
10:30-10:35 挨拶 田島道夫氏(応用物理学会副会長/宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部宇宙探査工学研究系主幹)
10:35-10:45 挨拶 永野  博氏(文部科学省 科学技術政策研究所長)
<講演(午前の部) 10:45〜12:00>
1.10:45-11:10 科学教育の危機とものづくり教育−応用物理学会の取り組み−
岡島茂樹氏(中部大学工学部教授)
2.11:10-12:00 今学校で!! 初等・中等教育における科学教育の現状と課題
大野栄三氏(北海道大学大学院教育学研究科助教授) *指定討論者/有川 誠氏(福岡教育大学教育学部助教授)
昼食休憩 12:00-13:00
<講演(午後の部) 13:00〜15:40>
3.13:00-13:25 理科って楽しいのに! どうして離れるの?
小石川秀一氏(宮城県村田町立村田第三小学校校長)
4.13:25-13:50 理科離れのなかのものづくり教育
中村雅美氏(日本経済新聞編集委員)
5.13:50-14:15 今、ものづくりを志す若者たちの現状と未来
吉田喜一氏(東京都立航空高専教授) *指定討論者/宮下和美氏(ヒューマンネットワーク高専事務局長)
休 憩 14:15-14:25
6.14:25-14:50 企業と地域の科学教育
佐々木秀雄氏(三菱電機先端技術研究所総務部長)
7.14:50-15:15 物理リテラシーを高める教育を目指して
増子 寛氏(麻布学園教諭)
8.15:15-15:40 新しい教育連携プログラムの現状と課題
井上徳之氏(日本科学未来館啓発業務室グループリーダ)
休 憩 15:40-15:50
<総合討論会 15:50〜16:50> よみがえれ!「科学」と「ものづくり」の教育
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参加定員約150名 (申し込み順に受け付けます)
参 加 費無 料
テキスト:ご希望の方のみ当日会場にて頒布いたします(一冊1,000円).
申込方法 :e-mail,ファックス,はがき,のいずれかにて,(1)応用物理学会第4回教育シンポジウム参加申し込み,(2)参加者氏名,(3)所属先・住所・電話番号・ファックス番号・e-mailアドレス,(4)会員番号(または非会員である旨) を明記の上,お申込み下さい.
申込先・問い合わせ先
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-3,井門九段北ビル5F,(社)応用物理学会教育シンポジウム係
Tel:03-3238-1041,Fax:03-3221-6245,e-mail:
申込締切 :平成16年 10月12日 (火) ※10月28日(木)まで延長 定員に余裕のある場合には,会場で当日参加を受け付けます.
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