OYO BUTURI
Vol.88
No.5
2019
5
20195885341
応用物理 第88巻 第5号 (2019)
研究紹介

タンタル酸ニオブ酸カリウムの電気光学効果とその単結晶製造技術

小松 貴幸1太子 敏則2小島 孝広3笹浦 正弘3

タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTN)は,極めて大きい2次の電気光学(EO)効果をもった材料として知られている.その特徴を利用して,光スキャナおよび可変焦点レンズとして製品化されている.特に,光スキャナは波長掃引光源のエンジンとして組み込まれ,光干渉断層計(OCT)や高精度位置測定システムに応用されている.このKTNは全率固溶体のため,単結晶の製造が難しく,現在はTSSG法による製造が主流であるが量産性に課題がある.私たちは将来の量産を見据え,垂直ブリッジマン(VB)法と原料連続供給技術を融合し,高品質なKTN単結晶の製造に成功した.

  • 1 NTTアドバンステクノロジ株式会社
  • 2 信州大学 工学部
  • 3 株式会社オキサイド
応用物理 第88巻 第5号 p.341 (2019) 掲載