OYO BUTURI
Vol.87
No.12
2018
12
2018128712907
応用物理 第87巻 第12号 (2018)
研究紹介

水プラズマの放電特性と廃棄物分解への応用

渡辺 隆行1田中 学1

水プラズマは水を原料とする熱プラズマであり,H,O,OHラジカルが高温領域に多く存在するため,有機物の分解時にH2を豊富に含んだガスを回収することができる.水プラズマは冷却水による電極からの外部への熱損失がなくなるため,90%以上の熱効率が得られること,ガスボンベなどの外部からの作動ガスの供給が不要であるという特長を生かして,車載型の水プラズマ発生システムが開発された.我々は,高速度カメラにバンドパスフィルタ光学系を組み合わせた計測システムを用いて,これらの水プラズマのアーク変動現象や温度分布を計測し,廃棄物処理へ応用するための水プラズマの特性を明らかにした.

  • 1 九州大学 大学院工学研究院
応用物理 第87巻 第12号 p.907 (2018) 掲載