OYO BUTURI
Vol.86
No.9
2017
9
20179869756
応用物理 第86巻 第9号 (2017)
解説

自動車エレクトロニクスの現状と将来 ── 電動車両の本格普及さらには自動運転化に向けて

浅野 勝宏1,2

パワーエレクトロニクスは,エンジン開発で培われた強制冷却技術,高速回転技術と融合しながら,ハイブリッドカー(HV)「プリウス」を生みだし,先進環境対策車両への道を拓(ひら)いた.小型軽量,低コスト,高効率といった二律背反の要求を,すり合わせ技術により克服し,車載システムに特化した自動車パワーエレクトロニクスに進化した.一方,スマートフォンの普及により飛躍的に性能向上したカメラやGPSを活用して,自動車エレクトロニクスは,クラウド上の3次元地図情報を利用した自動運転へ,さらには,ITと融合しながら,コネクテッドカーによる新しいビジネスモデルへと進化しつつある.

  • 1 名古屋工業大学 電気・機械工学専攻
  • 2 株式会社豊田中央研究所
応用物理 第86巻 第9号 p.756 (2017) 掲載