アカデミックロードマップ

わが国の科学技術の発展に向けて,長期的なビジョンを議論し,共有することは有意義である.応用物理学会では,昨年10月から,「応用物理における将来ビジョンマップ」(アカデミックロードマップ)の策定作業を進めてきた.
この将来ビジョンマップは,既存の研究分野のビジョンの提示,新しい研究分野の開拓,「学」と「産・官」の間のコミュニケーション手段,また,応用物理学関連分野の魅力や将来ビジョンの提示,およびアカデミアから産業界にわたる幅広い人材の育成を目的としている.このために,応用物理学会では,将来計画委員会のもとで,応用物理学将来ビジョンワーキンググループを設置し,ここが事業を担当し,企画・運営にあたってきた.
本稿は,これまでの策定にかかわる基本方針と経緯について述べるとともに,作成された19の将来ビジョンマップを掲載している.

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