応用物理学会
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人材育成・男女共同参画委員会2007年春のシンポジウム

公的研究費を考える ―人材育成と国際競争力の視点から―

 人材育成・男女共同参画委員会は、2001年に男女共同参画委員会として設立されて以来、男女共同参画社会の実現に向けて先導的な貢献をしてきました.この間の活動によって明らかになったのは、女性研究者の問題にとどまらず、若手のポスドク問題、さらには今後著しいスピードで進む高齢化社会の問題等でした。特に工学系志望人口の減少傾向を考えると、応用物理学分野において次代の研究開発をになう研究者育成の問題は不可避の課題として浮かび上がります。国の第3期科学技術基本計画においても、人材育成が柱の一つとして取り上げられています。

 以上の観点をもとに、春のシンポジウムでは、人材育成と国際競争力の視点から公的研究費のあるべき姿について議論します.公的研究費の配分においては、国際競争力のある高い研究成果が期待されますが、高度研究と高いレベルの研究者教育は不可分であるという現実から、研究費の配分には次代の研究者の育成という観点も必要です.マスメディア、国、企業、大学関係者らによる講演と、パネルディスカッションを通じて、現時点での課題,そして研究費の望まれる姿について議論します。

 多数の皆様のご参加をお待ちしています。
日時: 2007年3月28日(水) 13:00〜17:30
場所: 青山学院大学(応物春季講演会会場) ZJ会場(E棟2階-E206)
主催: 応用物理学会人材育成・男女共同参画委員会
プログラム(敬称略): 司会 根本香絵(国立情報学研究所)
13:00〜13:10
・尾浦憲治郎応物学会会長挨拶
・小舘香椎子委員長挨拶
【講演】
◆ 13:10〜13:40
・「『官』の大学評価、『民』の大学評価」清水建宇(朝日新聞・論説委員・「大学ランキング」編集長)
◆ 13:40〜14:10
・「高等教育論の視点から」塚原修一(国立教育政策研究所高等教育研究部長)
◆ 14:10〜14:40
・「日立製作所における女性活躍支援の取組み」西岡佳津子
(日立・ダイバーシティ推進プ ロジェクトリーダ、労政人事部部長代理)
[ 休憩 20分 ]
◆ 15:00〜15:30
・「第三期科学技術基本計画について」原山優子(総合科学技術会議議員・東北大学)
【来賓挨拶】
◆ 15:30〜15:40 来賓挨拶(10分)
 「文部科学省の取り組み」文部科学省基盤政策課 田中正朗参事官
◆ 15:40〜15:50 来賓挨拶(10分)
 「経済産業省の取り組み」経済産業省研究開発課 安永裕幸課長
【パネルディスカッション】
◆ 15:50〜17:20
「現時点での課題,そして研究費の望まれる姿」
司会 :
 奥和田久美(文部科学省科学技術政策研究所)
パネリスト :
 下村 智子(科学技術政策研究所)
 島田 純子(科学技術振興機構)
 「研究者のキャリア形成と男女共同参画を促進するファンディングシステム〜科学技術振興機構の取り組み〜」
 筑本 知子(国際超電導産業技術研究センター) 
 根本 香絵(国立情報学研究所)
 竹内 淳(早稲田大学)「米国の制度との比較」
【まとめと閉会挨拶】
◆ 17:20-17:30
竹内 淳(同上)
予約方法: 「人材育成・男女共同参画シンポジウム参加希望」と明記の上,
 (1) 氏名(会員の方は会員番号)
 (2) 所属
 (3) 連絡先(TEL, FAX, e-mail)
を記入し,e-mailまたはFAXにて下記宛にお申し込み下さい。
申込み/問合せ先: 応用物理学会 事務局 伊藤
TEL : 03-3238-1041 FAX : 03-3221-6245
e-mail :
WEB : http://www.jsap.or.jp
定員: 200名(定員に満たなければ当日参加可)
申込締切: 2007年3月21日(水)
参加費: 無料
(応物春季学術講演会のその他の講演にも参加される場合は,参加登録費が必要です)
託児室: 有料
(要予約:http://www.jsap.or.jp/activities/gender/takuji/index_2007spring.html
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