OYO BUTURI
Vol.86
No.12
2017
12
20171286121061
応用物理 第86巻 第12号 (2017)
研究紹介

自己修復型金属配線と伸縮デバイス応用

古志 知也1岩瀬 英治1

近年,伸縮可能な電子デバイスの研究が盛んに行われており,重要な要素の1つとして高伸縮性と高導電性を有する電気配線が求められている.これまでの研究は材料や形状を工夫するアプローチが多いが,我々は導電性のよい金属の電気配線を用いてそこに自己修復という機能を付与するというアプローチで研究を行っている.具体的には,配線の断線により断線部にのみ生じた電界が金属ナノ粒子に及ぼす誘電泳動力により,断線部を金属ナノ粒子によって架橋し,断線を修復するという手法である.本稿では,自己修復型金属配線の原理から,自己修復型金属配線を用いた伸縮デバイス応用まで紹介する.

  • 1 早稲田大学 理工学術院
応用物理 第86巻 第12号 p.1061 (2017) 掲載