OYO BUTURI
Vol.86
No.10
2017
10
2017108610897
応用物理 第86巻 第10号 (2017)
研究紹介

極限屈折率材料の探索とテラヘルツ波帯への応用

鈴木 健仁1

産業に用いられる電磁波の周波数は時代とともに高周波数帯へと移ってきており,当初は産業化が難しいと考えられていた周波数も創意工夫により有効活用されている.しかしながら,ミリ波と可視光の間のテラヘルツ波帯では,光学コンポーネントが成熟しておらず,開発に必要な材料も不足している.筆者の研究室では,超高屈折率・極低反射材料などの極限屈折率材料を生みだした.この材料の応用例の1つとして,さまざまな連続発振テラヘルツ波光源に導入可能な平面アンテナを紹介する.また,メタマテリアルの発想に基づいて製品化に取り組んだ超高感度テラヘルツ波帯偏光子GoIS®も紹介する.

  • 1 東京農工大学 大学院工学府電気電子工学専攻
応用物理 第86巻 第10号 p.897 (2017) 掲載