OYO BUTURI
Vol.86
No.8
2017
8
20178868666
応用物理 第86巻 第8号 (2017)
研究紹介

高純度に電子構造を選択した単層カーボンナノチューブの物性を制御する

柳 和宏1

筆者は2008年,宮田耕充(首都大学東京),および片浦弘道((独)産業技術総合研究所)とともに,Applied Physics Express誌において1),直径が系統的に異なる金属型単層カーボンナノチューブ(SWCNT)によるシアン・マゼンタ・イエロー色の分散溶液や金属薄膜について報告した.その後,分離精製技術を駆使して高純度に電子構造を選択したSWCNTを対象とした物性研究と,そしてその性質を電気化学ドーピングの手法を応用して制御する研究を進めてきた.同論文をAPEX誌に掲載した経緯とその後の研究について報告する.

  • 1 首都大学東京 大学院理工学研究科物理学専攻
応用物理 第86巻 第8号 p.666 (2017) 掲載