OYO BUTURI
Vol.86
No.7
2017
7
20177867586
応用物理 第86巻 第7号 (2017)
研究紹介

超分子ドーピング ── カーボンナノチューブの安定なn型ドーピング法の開発

野々口 斐之1,2河合 壯1

ヘテロ元素への置換がナノカーボン材料のバンド構造を本質的に変調させる一方で,化学(分子)ドーピングは比較的穏やかなキャリヤ濃度変調を実現できる.一方でsp2結合性材料に共通するn型状態の安定化や高機能化は基礎学術の探求のみならず,熱電変換をはじめとするさまざまなエネルギーデバイス応用へ向けての課題であった.本稿では,超分子相互作用を摂動に用いたカーボンナノチューブ(CNT)の安定なn型ドーピング技術の概念と結果を紹介する.

  • 1 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科
  • 2 国立研究開発法人科学技術振興機構さきがけ
応用物理 第86巻 第7号 p.586 (2017) 掲載